【化粧品広告】見つけにくい場所への打ち消し表示は危険!

化粧品・健康食品広告では、「※印」(打ち消し表示、アスタリスク)がよく見られますよね。

この意味ご存知ですか?

 

化粧品広告作成で必須!基本中の基本です

この「※印」の打ち消しがないと不当表示となりやすいのですが、最近の傾向だと「※印」の打ち消しがとにかく見つけにくい!どこにあるの⁉️と探してしまう…これではいけません。

打ち消し表示は消費者に見やすく、わかりやすくなければなりません。

 

公正取引委員会は2008年6月13日に、次のとおり打ち消し表示の考え方を示しています。

 

1. 打消し表示を行わずに済むように訴求対象を明確にするなど強調表示の方法を工夫することが原則

2. やむを得ず、打消し表示が必要な場合には、強調表示に近接した箇所、強調表示の文字の大きさとのバランス、消費者が手に取って見る表示物の場合、表示スペースが小さくても、最低でも8ポイント以上の文字、十分な文字間余白、行間余白、背景の色との対照性の点に留意

 

以上のように示してはいるものの、広告のデザインや訴求力を落としたくない…などの理由からなのでしょう、随分離れた欄外にあるケースが多く見られます。

 

この欄外にある場合、注意書きとして見つけやすい箇所に打ち消しが記載されていればまだ大丈夫なのですが、最近の広告では、打ち消しを探しても見つからない事や、8ポイント以下の文字の表記などがよくあり、悪質と捉えられてしまっても仕方のない広告が多いのも事実です。

分かりにくい打ち消しは不当表示の可能性大です! また、「※印」打ち消しを表示しているからと言って、絶対に大丈夫だという保証はなく、ケースbyケースで変わってくるので注意しましょう。

今後、化粧品広告をご覧になった際には、気に留めながら見てみるのもいいかもしれません。