「がんが防げる」「関節痛が改善される」「痩せる」ヤフオクは薬機法無法地帯!?

「がんを防げる」「関節痛が改善される」「痩せる」など、健康食品が医薬品のような効能効果や予防の標ぼう、暗示をする事は薬機法で禁止されている事は今や常識の範囲です。

 

リアル店舗や健康食品メーカーの販売サイトなどでは、まず見かけない違反表示が、インターネットオークションサイトの「ヤフオク」で大量に存在する事の調査結果が、2017年3月24~27日に開催された日本薬学会で発表された模様です。

 

1ヶ月で600件近くにのぼる薬機法違反商品が出品されている現実

調査方法は、薬機法違反と判断される効能効果のキーワードを「医薬品の範囲基準ガイドブック」を参考に設定して、「ヤフオク」で検索を実施。

「育毛」「発毛」「シミ」「老化」「若返り」「便秘」「がん」など、大きく分けた「頭髪」「皮膚」「アンチエイジング」「消化管」「がん」5つのカテゴリーから19のキーワードが設定されました。

結果、6月13~17日の5日間だけで、明らかに薬機法違反と判断できる商品が574件、表現がグレーと捉えられる商品も48件確認されたようです。

 

1か月後に実施した2回目の調査でも、4日間で違反商品が594件、グレー商品が40件と、1回目とほとんど変わらない件数で継続的に出品されていることも確認されました。

 

さらに注目したいのは、このような違法商品を落札している人も実際にいるという点でしょう。

 

出品者は勿論、管理者、落札者も違法性の認識が必要

ヤフオク側は場所を提供しているだけであって、薬機法や景品表示法、健康増進法上、直接ヤフオク側に責任があるわけではありませんが、落札者が商品の違法表示を信じ、治療や病院に行く機会を失う恐れがあり、結果的に病気が悪化したり、健康被害が起きる可能性は十分考えられます。

 

それだけでなく、商品を販売する健康食品メーカーが謳っていない効能効果を出品者が表示することで、メーカーの信用に影響することも十分に考えられます。

 

ヤフオクのガイドラインでは医薬品の出品は禁止されているようですが、健康食品は禁止されていません。

ヤフオク側も健康食品は、あくまでも食品だから問題はないという考えなのかもしれません。

でも、それで本当に良いのでしょうか?・・・

 

厚生労働省や消費者庁などのパトロールも、ネットオークションまで手が回らない状態のようですが、事実、東京都の薬務課でも、違法ドラッグなどの摘発で手が一杯の状態で、オークションまでは確認できないようです。

だからと言ってネット上のオークションやフリマなどが、今後も薬機法の無法地帯となって行くのであれば大きな問題です。

 

出品者や管理者は勿論ですが、落札者側も違法性に対しての認識が必要な時なのかもしれません。

 

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