7月消費者庁は健康食品の表示に対して一斉取り締まりを実施!

 消費者庁は先日23日、食品表示の適正化を目的に7月1日~31日までの1カ月間、「景品表示法」「健康増進法」「食品表示法」に基づいて表示の一斉取り締まりの実施を発表しました。

 

成分の配合割合など厳しくチェックされる可能性も

主な実施事項は、(アレルゲン表示や期限表示)(保健機能食品を含んだ健康食品の表示)(生食用に用いられる食肉や、遺伝子組み換え食品の表示)(産地直売所及び業務用加工食品の表示)などを挙げているようです。

 

他にも、特定保健用食品(特保)の関与成分について、適正な表示を確保するため、特保製品を扱う企業の品質管理体制や記録管理についても監視指導を強化する予定とか。

 

また、施行から3年目に入った「機能性表示食品制度」も、現行のガイドラインでは曖昧な部分が多く、事業者にとって届け時ミスを犯しやすい要因と指摘されているため、今後、機能性表示食品のガイドラインを見直す予定と発表しています。

 

ガイドラインのリニューアルによって、基準の明確な線引き、制度の運用が厳格化されることで、届け時ミスによる違反商品の発見もしやすくなり、消費者にとっても違反商品を買わされないで済むメリットもあるのではないでしょうか。

 

健康志向の高まりによる盛んなヘルスケアビジネスに対して、そろそろ行政も溜まった毒出しに本腰を入れる時期を迎えたというところでしょうか。