【医薬品と食品の相互作用の例】
医薬品を飲んでいる方が健康食品を利用する場合、安全と表記してあっても、それが必ずしも確かなものでない限りは、使用を控えて頂く等のアドバイスをして、トラブルを未然に防ぐ対策が必要です。
いわゆる健康食品は、疾患に対して改善の作用を促すものではありません。医薬品と健康食品とでは、その使用目的は異なり、比較するものではありません。
また「本品は天然由来、自然由来のものからできていますので、副作用はありません」といった表示を見受けられますが、医薬品にも天然由来・自然由来から作られたものも多くあり、それらにも副作用があります。
例として「毒キノコ」「フグ毒」も天然由来ですので、天然由来・自然由来が必ずしも「安全」とは判断できません。
このように、事実・根拠に乏しい安全性の表記をフレーズなどに使用することは大きなリスクを伴います。
また、栽培・養殖のような人の手が加われば、天然・自然とは言えません。